サイトウ・キネン・フェスティバル(SKF)松本実行委員会は、22回目の開催となる今夏のフェスの日程を固めた。8月10日から9月7日に、11プログラム、計20公演。小澤征爾総監督がSKFで2年ぶりに指揮する予定。チケット販売は6月8日から。 初の試みとなるのは、昨年11月に引退を表明したジャズピアニスト大西順子さん率いるトリオとサイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)が共演するサイトウ・キネン・フェスティバル松本Gig(ギグ)。 毎年中学1年生を対象に上演する歌劇「ヘンゼルとグレーテル」の抜粋版を一般に初公開。オペラに広く親しんでもらうため、チケット価格を千円~3千円に設定した。 まつもと市民芸術館(松本市)とSKFとの共同制作、音楽劇「兵士の物語」は3年連続の上演。人気俳優の白井晃さん、バレエダンサーの首藤康之さんなど新メンバーを交え、芝居と音楽が溶け合う世界を表現する。 小澤総監督はオペラ「こどもと魔法」と松本Gigで指揮する予定だが、実行委は「小澤さんの体調は回復期にあるが、万が一指揮できない場合は他の指揮者が務める」とする。鑑賞料金の変更や払い戻しはしない。 問い合わせはSKF松本実行委松本事務所(電話0263・39・0001)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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