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松本で11年6月の地震、6弱以上の揺れ裏付け 

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 松本盆地の地盤と地震動の関係を調べている信州大震動調査グループと松本市は、昨年度分の報告書をまとめ、7日に公表した。2011年6月30日に同市で最大震度5強を記録した地震について、市民対象のアンケートで震度6弱以上の揺れを感じた人が市南部に多かったが、建物の築年数などを加味して再度解析しところ、同様の結果が得られたとしている。  アンケートは信大の研究者らでつくる同グループが昨年まとめ、震度6弱以上の揺れを感じた人が1800人余に上り、市南部の震源断層の東側に集中していたことが分かった。今回の解析では建物の構造や築年数などの情報を加え、500メートル四方の区域ごとに震度を算出。震源断層の東側で強く揺れ、震度6弱の区域もあったとみられることなどが判明して、アンケートの結果を裏打ちした。  同グループと松本市は昨年度に共同調査を始め、松本盆地の地下構造探査と地質の特徴を示した地盤図を作成中。年度内にアンケート結果と合わせてどの地域がどの程度揺れるかを表す「揺れやすさマップ」を作る計画だ。松本市役所で7日に記者会見した同グループ代表の小坂共栄・信大山岳科学総合研究所特任教授は「揺れやすさマップで、地震への対策が地域ごとに立てられるようになる」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)


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