障害のある人たちが、職場などで培った技能を競う第33回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)は20日、長野市のホクト文化ホール(県民文化会館)で開会式を行い、3日間の日程が始まる。過去最多の県内23選手を含む304選手が参加。期間中は、障害者雇用に関する展示など関連イベントも行われる。 競技は21日、同市のビッグハットとホワイトリングで行い、15歳以上で障害のある人が出場する。コンピュータープログラミングや電子機器組み立て、ビルクリーニングなど23種目。雇用拡大が期待されるIT、クリーニング、ベッドメイキングも「技能デモンストレーション職種」として実施する。 県などでつくる推進協議会によると、22日までの大会期間中に選手や関係者ら延べ約3万人が訪れる見込み。事務局は「多くの人に選手の活躍を見てもらい、今後の雇用促進にもつなげたい」と話している。 23歳以下が出場する第50回技能五輪全国大会も、松本市と諏訪市を会場に26~29日に開く。アビリンピックとともに、県内が主会場となるのは初めて。(長野県、信濃毎日新聞社)
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