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凍霜害被害の塩尻 洗馬小の全校児童、レタスの苗を定植

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 塩尻市洗馬小学校の全校児童約280人が15日午前、近くの畑約3アールに地元特産のレタスの苗を植えた。地域ではことし、凍霜害でレタスにも被害が出ており、子どもたちは「しっかり育って」と願いながら、気温が上昇する中で作業をした。  児童たちは4月に種をまき、苗を育ててきた。ことしは寒さの影響を受けないよう、苗の上に紙をかぶせるなど気を使ったという。この日は約3センチに育った苗を1本ずつ手にし、マルチシートが敷かれた畝に植えて土を掛けた。洗馬農協職員が指導した。6年の丸山太一君(11)は、「形が良く、みずみずしく育ってほしい」と笑顔だった。  栽培は10年以上続けている。6月下旬ごろに収穫し、近くにある洗馬農協の販売所で児童が販売する。高山雪校長は「凍霜害の打撃を受けたが、農業は洗馬の大事な産業。大切なレタスに愛着を持ってほしい」と話した。  市によると、5月1日現在、凍霜害によるレタスの被害額は8600万円に上るという。  県内は全域で晴れ、長野地方気象台によると、午後1時現在の最高気温は、長野市信州新町29・8度、飯山29・5度、長野29・3度など19地点で25度以上の夏日となっている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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