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佐久地域の13蔵、力合わせて日本酒造り

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 佐久地域の酒蔵13社の若手経営者でつくる佐久酒造組合若葉会は、共同で一つの日本酒を醸す「SAKE TERRACE SAKU(サケテラス サク)13」を始める。酒どころ・佐久を全国や海外に発信し、日本酒を佐久の地域ブランドとして確立する狙い。21日に市内で田植えをし、来年4月に最初の頒布会を開く予定だ。  若葉会は、佐久市の11社、小諸市と南佐久郡佐久穂町の各1社の計15人。2003年から、各社の日本酒を試飲する「SAKE TERRACE」を北佐久郡軽井沢町などで毎年開き、佐久地域の日本酒の魅力を発信してきた。  昨年夏ごろ、伴野酒造(佐久市)の伴野貴之さん(34)が「若葉会のつながりを生かして、日本酒といえば佐久と思ってもらえるような日本酒を一緒に造りたい」と発案した。酒造りを一から見直すため田植えから一緒に取り組み、名前に「佐久」の入った日本酒を各酒蔵の技術を取り入れながら醸すことにした。  県内原産の酒米「ひとごこち」を佐久市臼田の約2千平方メートルに植える。木内醸造(同市)で精米し伴野酒造で仕込み、来年4月下旬に新酒を予約販売する。同9月上旬には夏の間に蔵で寝かせた「ひやおろし」を用意する。720ミリリットル瓶で各600本生産する。  県酒造組合(長野市)によると、県内には80の蔵元があり、佐久地域は長野地域に次いで多い。伴野さんは「ワインにブルゴーニュなどの世界的ブランドがあるように、佐久の日本酒を世界で知ってもらえるようにしたい」とする。来年以降も精米と仕込みの酒蔵を替えながら共同の日本酒を醸造する方針だ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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