長野など10都県による関東地方知事会(会長・阿部守一長野県知事)は22日、都内で会合を開いた。長野県は、国の記念日として「山の日」を制定し将来の祝日化を検討するよう求める要望を昨年10月の会合に続いて提案、承認された。 阿部知事は「遭難防止や環境保全の観点から『山の日』を定め、国民の意識を高めることが重要だ」と提案理由を説明。「山の日」制定を目指す超党派の国会議員連盟が4月に発足したことに触れ、「国としての議論が本格化することに大きな期待を寄せている」と述べた。 既に独自の「山の日」を定めている山梨県から「日にちは6月第1日曜日が有力と聞いたが、確定なのか」との質問が出た。阿部知事は「国会議連でも『いつ』ということは決まっていないと理解している」と答えた。 ほかに、中央道笹子トンネルの天井板崩落事故を踏まえ、老朽化したインフラの点検補修技術の確立(山梨県)や、微小粒子状物質「PM2・5」の測定技術の向上(神奈川県)などの項目が了承された。知事会は6月、要望項目を国の担当省庁に提出する。(長野県、信濃毎日新聞社)
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