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生坂中生が土砂災害学ぶ 梅雨入り 「身近な問題」真剣

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 東筑摩郡生坂村の生坂中学校の生徒約60人は29日、県犀川砂防事務所(安曇野市)の職員を招き、土砂災害について学んだ。生坂村では2011年5月に大雨で土砂崩れが起き、国道などが寸断し、孤立地区が出る災害があっただけに、生徒たちは身近な問題として真剣に耳を傾けた。  同事務所の小宮山善史所長(59)は生坂村について「急傾斜地や地盤の弱い場所が多く土砂災害が起きやすい」と説明した。上流で土砂崩れがあると川がせき止められ、下流の水量が急に減るなど土石流の前兆も紹介し「特に梅雨入りし雨量が多くなるこれからの時期は、少しでも山や川の様子がおかしいと感じたら周りに伝えて」と強調した。  山の斜面の模型を使って砂防ダムの働きも学んだ。ダムがない斜面で水を流すと下流にある模型の建物が土石流に倒され、生徒たちは「わー」と威力に驚いた。  11年の土砂災害時は休校となり自宅待機だった1年の原田愛加さん(12)は「きょうのことをしっかり覚えておいて、もしもの時に生かしたい」と話していた。同事務所は今後、管内の7小中学校で同様の学習支援をする。(長野県、信濃毎日新聞社)


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