BCリーグの信濃グランセローズは28日(日本時間29日)、ハワイで「日米独立リーグ対抗戦・米国ラウンド」の初戦を行い、米独立リーグ・パシフィックアソシエーションに加盟するハワイスターズと対戦した。信濃が5―3で勝った。対抗戦はBCリーグによる新たな魅力づくりの一環で、7~8月にはハワイスターズを含む2チームが来日する「日本ラウンド」が予定されている。 BCリーグは昨年11月に米サンディエゴで合同トライアウト(入団テスト)を行うなど、独自の取り組みを強化している。30日以降に現地に向かう村山哲二・同リーグ代表は「国際的な戦略のファーストステージ。いよいよ始まった」と対抗戦の意義を強調した。 ハワイ2チームのオーナー、ロバート・ヤング氏は「信濃は好守好走で、しっかりしたチーム」と初戦の印象を話し、「BCリーグと連携しながら、他のアジアや中南米の独立リーグとも毎年交流戦を行い、数年後には世界独立リーグ選手権を開きたい」と語った。 試合はブルックスが先発、6回まで4安打12奪三振で3失点。打線は四回無死一、三塁、川口の内野安打で3点目を挙げ、さらに1死満塁から仁藤の犠飛で加点した。信濃を運営する長野県民球団の三沢今朝治社長は「球場には日系人の観客も多く、かなり盛り上がった」と話した。 信濃は6月2日までにハワイスターズやイカイカマウイと計6試合を行う。ハワイへは石川ミリオンスターズも遠征。日本ラウンドはBCリーグの公式戦となる。(長野県、信濃毎日新聞社)
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