Quantcast
Channel: 信濃毎日新聞
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

長野の「太々神楽」須坂の「赤熊」 伊勢神宮で披露へ

$
0
0

 長野市の戸隠神社に伝わる市指定無形民俗文化財の「太々(だいだい)神楽」と、須坂市の上八町地域に伝わる市指定無形民俗文化財「赤熊(しゃあま)」が10月、伊勢神宮(三重県伊勢市)の式年遷宮の奉祝行事で披露されることになった。式年遷宮は、社殿を20年に一度造り替える催し。関係者は「貴重な機会を与えてもらえて光栄」などと喜んでいる。  伊勢神宮によると、奉祝行事で神楽などを披露する団体は各都道府県の神社庁を通じて選ばれる。今回は全国から134団体、このうち県内から2団体が参加する。  戸隠神社では、日本神話の「天の岩戸開き」に関係する神々を祭っており、太々神楽では10種類の舞で天の岩戸開きの場面を再現する。五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「水継(みずつ)ぎの舞」や地元の女子児童が舞う「巫女(みこ)舞」、神楽の盛り上がりが最高潮に達する「岩戸開きの舞」などがある。  禰宜(ねぎ)の水野邦樹(くにき)さん(56)は「20年に一度で、なかなか無い機会に披露できるのは大変ありがたいこと」と喜んでいる。  須坂市の赤熊は、同市上八町の霧原大元神社の例祭や、市内のイベントなどでも披露されている。先端に麻の束を付けた木の棒(長さ約5メートル)を持ち、勇壮な踊りを披露するのが特徴だ。  上八町の住人ら約60人でつくり、赤熊を継承する「上八町郷土芸能保存会」の松沢利一会長(53)は「昨年も地域で大きな災害がなかったのは神社のご加護だと思う。式年遷宮では感謝の気持ちで披露したい」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>