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県管理道路「長寿命化」へ 優先順定め改修方針

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 県は近く、県管理の国道、県道について、老朽度に応じて改修の優先順などを定め、効率的な維持管理につなげる「長寿命化修繕計画」を決定する。県内の橋約3830カ所、トンネル約190本、緊急輸送路沿いのコンクリートやモルタルを吹き付けたのり面約720カ所などについて実態を調査。損傷の度合いなどに応じて、修繕を実施する期間をおおむね5年、10年、15年以内と3区分する方針だ。  社会資本の老朽化対策に見込まれる費用が課題となっており、損傷が大きくなる前に計画的に修繕を進めコスト縮減を図る。  対象は他に、雪崩から道路を守るスノーシェッド(約70カ所)、落石から守るロックシェッド(約50カ所)など。2009年度以降、職員による調査や業者への委託調査を進め、損傷の度合いなどを調べてきた。  総延長約5050キロの道路舗装についても劣化の状況などを調査。同じ路線でも場所によって状況が異なることから、計画では橋やトンネルなどと異なり修繕時期のランク分けはせず、交通量の多い箇所は優先して修繕する方針を修繕計画に盛る考えだ。  道路の老朽化をめぐっては、07年に米ミネソタ州で高速道路橋の大規模な崩落事故が発生、維持管理に注目が集まった。県は08年、橋に限って長寿命化修繕計画を策定。今回は、対象をトンネルなどにも広げた計画をつくることにし、橋も傷み具合を調べ直した。(長野県、信濃毎日新聞社)


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