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海外和太鼓愛好家、本場で技磨く 飯田で講習スタート

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 海外の和太鼓愛好家が練習に励む「伊那谷和太鼓コース」が17日、飯田市公民館で始まった。米国人のプロ和太鼓奏者、アート・リーさん(38)=飯田市毛賀=が2006年に始めて8年目。受講者の中には南アフリカやドイツ、ベルギーで和太鼓教室を開いた人もおり、日本文化を海外に広げる成果も上げている。  29日まで約2週間の予定。初日は米国、カナダ、南アフリカ、ドイツ、ベルギーの5カ国から集まった30~60代の10人が、太鼓の打ち方や締(しめ)太鼓のひもの縛り方などを習った。今後オーストラリアからの参加者も加わり、期間中に延べ14人が受講する。  南アフリカ・ケープタウン近郊に08年に太鼓教室を開いたアースラ・クーナンさん(64)は2回目の参加。「今回もリーさんから刺激を受け、教室での指導に生かしたい」。ベルギーのルーベンなどで太鼓を教えているグレッタ・モートガルトさん(47)も2回目の参加で「力強さとエレガントさの両面を感じられるのが和太鼓の魅力。一から技術を吸収し直したい」と話した。  リーさんは「参加者が和太鼓の魅力を海外で伝えることで、日本人が自国の文化の魅力を再発見することにつながればうれしい」と語った。  講習会は、リーさんが04年に結成した和太鼓演奏グループ「和太鼓TOKARA」(飯田市)が主催。今回は愛知県春日井市の演奏家グループから琴や尺八の演奏を学ぶ他、同県東栄町のプロ和太鼓チームの道場も訪ねる予定だ。  受講生は、飯田市公民館で29日に開かれる「幸い下伊那和太鼓フェスティバル」の催しの一つ「幸いフリンジ祭り」(午前10時~正午)に出演する。入場無料。(長野県、信濃毎日新聞社)


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