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屋代南高生、コンビニと連携 若い感覚で弁当考案へ

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 千曲市屋代の屋代南高校で25日、コンビニエンスストア大手のファミリーマート(東京)で販売する弁当を開発する「ファミマものづくりアカデミー」の初回が開かれた。生徒が商品開発を通じて小売り、製造、流通について学ぶ内容で、県内では初めての実施となる。同校ライフデザイン科フードデザインコースの2、3年生の女子生徒計42人が考案する弁当が、実際に商品化される。  アカデミーは昨年4月に始まった事業。これまで全国の高校と大学計約20校で行い、弁当やデザートを開発している。同社が県農政部に相談し、食文化や栄養学、調理の基礎を学ぶフードデザインコースがある同校が選ばれた。  同校でのアカデミーは秋までに4、5回実施する。生徒たちは弁当のアイデアを出したり、包装のデザインや価格を決めたりする。食材には県産農畜産物を使う予定。商品化した弁当は10月から約1カ月間、同社の長野、山梨両県の全店舗と群馬、埼玉両県の一部店舗計約200店で取り扱う。  初回は同社の社員が同校を訪れ、商品開発の基本について講義した。商品本部マネジャーの大谷茂さん(43)は、「客が求める商品を知り、誰にどんな状況で食べてもらいたいかを考え、食材や調理方法を決める」と説明した。  生徒からは「10月発売なので、秋の食材を使った方がいいのですか」「(これまでの取り組みで)売れた商品はありますか」などの質問が出た。  3年の岩沢愛珠(あいじゅ)さん(18)は「お年寄りにも気に入ってもらえる商品にしたい」。コンビニでアルバイトをしている3年の赤羽菜奈実さん(17)は「バイト先に主婦が多いので、どんな弁当が食べたいか聞いてみる」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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