上田市菅平高原で1日から合宿をしているラグビー・トップリーグのトヨタ自動車ヴェルブリッツ(愛知県豊田市)の選手35人が最終日の6日、同市と長野市のラグビースクールに所属する子どもたちを菅平のグラウンドで指導した。園児から中学生までの約50人が大きな体の選手に思い切りぶつかったり、ボールの投げ方を教わったりした。 トヨタは2010年から毎夏、菅平で合宿をしている。子どもたちにラグビーの楽しさを伝えようと全国各地で教室を開いており、菅平では初めて企画した。 子どもたちは学年別の4グループに分かれて指導を受けた。園児と小学1、2年生は4、5人がかりで選手にぶつかり「全然動かない」。中学生はパスの出し方などを練習し、選手から「投げる時に腕を伸ばすともっとボールが飛ぶよ」と声を掛けられた。 須坂市小山小6年の飯川翔(かける)君(12)は「今日習ったことを練習や試合に生かしたい」。元日本代表の広瀬佳司監督(40)は「ここで出会った子どもたちが、将来日本のトップ選手になってくれたらうれしい」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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