24日午前5時ごろ、長野市塩生乙の山林内で、地元の鳥獣対策委員会が農作物被害を防ぐために設置した捕獲用のおりの中に、雌の成獣イノシシ1頭と生後2~3カ月とみられるイノシシ7頭の計8頭が入っているのを地元住民が見つけた。 成獣は体長約1メートル、他の7頭はいずれも体長約40センチ。周辺ではイノシシなどによる農作物被害が頻発しており、最近もジャガイモなどを植えた畑が荒らされたばかりという。 同委員会の酒井昌之会長は(74)は「8頭は母子だろう。成獣のイノシシがおりの中に入るのは珍しく、子と一緒に入ったのではないか」と話していた。捕獲された8頭は長野地方猟友会が殺処分した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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