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手足口病 松本地方で流行 県平均上回る患者数

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 口の粘膜や手足に水疱(すいほう)のような発疹ができるウイルス感染症「手足口病(てあしくちびょう)」が、県松本保健福祉事務所管内(松本市、安曇野市、塩尻市、東筑摩郡)で突出して増えている。7月15~21日の1定点医療機関当たりの患者数は、「流行発生警報」の基準5人を大きく超える9・8人。これに対し、県全体では2・8人にとどまっている。  同事務所は、なぜ松本管内が多いかは「分からない」とするが、県内の他の地域でも患者が増え始めている。まれに髄膜炎などを引き起こし、今後感染が拡大する可能性もあることから、うがいや手洗いなどの感染予防策を呼び掛けている。  手足口病は夏に乳幼児を中心に流行し、原因となるのはコクサッキーA16(CA16)、CA10、エンテロウイルス71(EV71)などのエンテロウイルスだ。県の感染症情報によると、同事務所管内では6月24~30日の週に増え始め、7月1~7日は4・8人、同8~14日は6・1人と増加=グラフ。患者は0~6歳が9割以上で、ウイルスはEV71が最も多いという。  同事務所によると全国的に流行が始まっており、2011年の大流行に匹敵するか、上回る可能性がある。県内の他地域は、7月15~21日は県諏訪保健福祉事務所管内が3人、長野市保健所管内が1・8人などだった。(長野県、信濃毎日新聞社)


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