須坂市の百々(どど)川緑地で26日夜、須坂みんなの花火大会が開かれた。市、須坂商工会議所などでつくる実行委員会が主催。夏の夜空を彩った約1600発の大輪に、訪れた約3万人が歓声を上げた。 花火大会は明治時代からの伝統があるが、2009年に不況の影響で中止に。10年からは企業、団体だけでなく、市民にも広く協賛金を募って開くようになった。ことしは、市民から約50万円の協賛金が集まった。 昨年は雨の中での開催で、この日も最初に雨がぱらついたが、その後は天気が持ち直した。花火が打ち上がるたびに「わあ」「きれい」などと歓声が上がった。家族4人で訪れた公務員の篠塚和典さん(33)=須坂市穀町=は「去年は雨で見えにくかったけれど、ことしは存分に楽しめた」と笑顔で話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧