上伊那郡南箕輪村は5日までに、一般職の職員定数を10人増やす方針を決めた。同村は、2010年の前回国勢調査に基づく人口増加率が北佐久郡軽井沢町に次いで県内で2番目に高かった。今月1日現在の人口は1万4942人で、近く1万5千人を超える見通しだ。行政サービス維持のため、職員も徐々に増やす考えだ。 職員定数条例の改正案を9月定例会に提出する。村が5日の村議会全員協議会に示した案では、現在75人の村長事務部局、同45人の保育園と療育施設の職員定数を5人ずつ増やす。唐木一直村長は「定数イコール職員数になるわけではないが、人口増、園児増に伴い、職員を増やしたい」と述べた。 村総務課によると、議会事務局や村教委などを合わせた一般職全体の定数は141人だが、実際の職員数は現在139人。同村は3月に厚生労働省が発表した推計で、県内77市町村で唯一、2040年の人口が現在より増えるとされた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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