上田市は6日、同市をPRするラッピング広告を車体に施した東京行き高速バスのお披露目式を、同市二の丸の上田城跡公園駐車場で開いた。地元ゆかりの戦国武将真田氏の家紋や甲冑(かっちゅう)、城跡公園の桜などをデザイン。7日から2017年度末まで運行する。 車体の左側面には真田氏の家紋「六文銭」と、真田幸隆、昌幸、幸村の三代の武将が身に着けた甲冑を描いた。右側面には上田城跡の櫓(やぐら)門と桜、背面には城跡の南櫓をあしらった。背景は青空をイメージした水色。「晴天率が高いさわやかな上田市をPRする」(市観光課)狙いだ。 バスは千曲バス(佐久市)が運行。上田市と東京の池袋か立川市の間を1日1往復する。市は、本年度一般会計当初予算にデザイン料と本年度分の広告料計200万円を計上している。 お披露目式では、幸村らに扮(ふん)した「信州上田おもてなし武将隊」が演武をして盛り上げた。あいさつで母袋創一市長は「バスを使ったPR効果は大きいと思う」と期待を述べた。千曲バスの木内美喜雄常務(66)は「広告を見て、東京の人たちが上田に来てくれたらうれしい」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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