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1~7月の特殊詐欺被害91件5億円余 昨年上回る

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 県警が1~7月に認知した、電話で息子をかたるなどして現金をだまし取る特殊詐欺の被害は91件、被害額は約5億1400万円に上り、昨年1年間の件数、被害額(88件、被害額約3億5400万円)を上回ったことが6日、分かった。被害額は統計を取り始めた2004年以降で最高だった07年の約6億4300万円に迫る勢いで、県警生活安全企画課は「過去最悪のペース」と警戒している。  ことし7月末までに認知した被害の内訳は、うその投資話を持ち掛けるなどの「金融商品等取引名目詐欺」が最多の30件で、被害額約1億9900万円。息子らをかたる「オレオレ詐欺」が27件(被害額約7600万円)、うそのインターネットサイトの利用料などを要求する「架空請求詐欺」が18件(同約7700万円)と続いた。  現金の受け渡し方法は金融機関での振り込み以外に、被害者を都内まで呼び寄せ現金を受け取る手口も目立ってきており、証拠を残りにくくするためとみられている。  年間の被害認知件数が最多だったのは05年の393件。  同課は「日ごろの家族間の会話が息子らをかたった犯行を見破ることにつながる」と指摘する。このため、長野新幹線とJR中央線の特急あずさで8月いっぱい、帰省客の家族が特殊詐欺の被害に遭わないよう注意を呼び掛ける車内放送を流している。(長野県、信濃毎日新聞社)


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