Quantcast
Channel: 信濃毎日新聞
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

運転中の携帯、県内再び増加 スマホ普及背景か

$
0
0

 車の運転中に携帯電話で通話したり画面を見たりして道路交通法違反(携帯電話使用等)容疑で県警が摘発した件数はことし上半期(1~6月)に8886件に上り、同違反の摘発が始まった2004年11月以降の上半期の統計で3番目に多くなったことが6日、分かった。携帯電話の機種別の統計はないが、県警は、スマートフォン(多機能携帯電話)の急速な普及を背景に再び増加に転じた、とみている。  県警によると、最近は通話の他、スマホでインターネットサイトなどを見ている人が目立つため、現場での取り締まりを強化している。摘発件数が増えたのは、それも一因とみられる。携帯電話の使用は運転者の注意力を下げるとされ、ことし上半期に携帯電話使用中に起きた人身事故も前年同期比8件増の12件に上った(機種は不明)。死亡事故は起きていないが、県警交通指導課は「大きな事故につながりかねない」と指摘する。  05年以降の上半期の統計は、10年までは増加傾向が続き、同年(9156件)が最多。ことし上半期の件数は、10年、09年(9026件)に次ぐ多さになった。年間統計では09年の1万8458件が最多だった。  道交法は、運転中の通話の他、携帯電話を持ちながら画面を見たり、ボタンを操作したりすることを禁止している。現場のある警察官は「シートベルトをしていない人は減った感じがするが、携帯電話を使っている人は減らない。最近はスマホを見ながら運転している人が目立つ」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

Trending Articles