第95回全国高校野球選手権大会に初めて出場し、11日の1回戦で敗れた上田西高校の硬式野球部員30人余りが12日夕、上田市下塩尻の同校にバスで戻った。生徒や保護者ら200人ほどが待ち受け、粘り強く戦った選手たちを拍手で迎えた。 原公彦監督(42)は「真っ赤に染まったスタンドから、声が届いてきたのが忘れられない。選手も応援のおかげで力を出せた」とあいさつ。大塚雅也主将(18)は「最高の仲間と最高の野球ができて幸せ。2年半支えてくれて、ありがとうございました」と礼を述べた。 野球部後援会の若林実会長(62)は「泣きじゃくる皆さんの姿に感動し、一つのことを続けるのは素晴らしいと思った。甲子園に連れていってくれてありがとう」と感謝していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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