長野市の中央通りで迎え盆を前にした12日夕、供花などを並べた恒例の「お花市」が開かれた。日が落ちて涼しくなり、歩行者天国になった通りは帰省中の家族連れや浴衣姿の客らでにぎわった。 道路両脇の花店にリンドウ、小菊などの花が並び色鮮やか。道行く人に店員が「お花いかがですか」と元気よく声を掛けていた。 遊びに来た孫2人と一緒に訪れた同市吉田の宮島とよ子さん(68)は「(孫たちと)一緒にお墓参りをして、花を供えて先祖の供養をしたい」。花店の赤坂恭子さん(34)=長野市稲田=は「仏壇やお墓にきれいな花を供え、気持ちよくお盆を過ごしてほしいです」と話していた。 商店主らでつくる門前中央地域発展会が主催。通りにはステージが設けられ、小中学生らのダンス披露や吹奏楽のコンサートもあった。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧