岡谷市の市民祭「岡谷太鼓まつり」が13日、同市中央町のイルフプラザ周辺で2日間の日程で始まった。岡谷太鼓保存会による「300人そろい打ち」、県内の太鼓団体を加えた「500人そろい打ち」などがあり、重厚な響きで会場に詰め掛けた大勢の聴衆を魅了した。 300人そろい打ちでは、幅60メートルのメーンステージに打ち手がずらりと並び、そろった動きで力強く太鼓を打ち鳴らした。勇壮な音色に会場は拍手に包まれ、毎年訪れるという岡谷市山下町の小林啓助さん(72)は「太鼓の音色に誘われて見に来ました。ことしも力強い響きを体に感じました」と満足そうだった。 同市上の原小学校4年の永田彩海(あみ)さん(9)は500人そろい打ちで舞台に立ち、堂々と演奏し、「緊張したけれど上手にできた。楽しかった」と話した。 14日も午後6時半からメーンステージで太鼓演奏があり、300人そろい打ちなどを披露する。(長野県、信濃毎日新聞社)
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