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「石巻にお堂を」有志が集会 全国から900人

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 東日本大震災で津波にのみ込まれながらもほぼ無傷の状態で残った宮城県石巻市の聖(しょう)観音像を安置するお堂を建立しようとする「見まもり観音堂建立の会」の初の集会が26日、佐久市田口の蕃松院(ばんしょういん)で開かれた。全国から会員や賛同者約900人が参加した。  観音像は、石巻市の洞仙(とうせん)寺本堂の木像。大震災の2週間後、支援物資を持って被災地を訪問した蕃松院住職の増田友厚(ゆうこう)さん(65)が、洞仙寺住職の八巻芳栄(やまきほうえい)さんと出会い、像のことを知った。他の寺の住職を含む被災地支援者と話し合い、被災者への思いを形にしようとお堂の建立を計画。今年2月に増田さんが代表となって会を結成し、7月から募金活動を進めている。  現在、賛同人は約2500人。寄付金は700万円ほど集まった。建立には約4千万円が必要で、1口千円の寄付を募っている。2015年中の完成を目指す。  集会冒頭、増田さんが「被災した人たちのため、建立に力を貸していただきたい」とあいさつ。会の趣旨に賛同した落語家の六代目三遊亭円楽さん(63)が落語を、福島市在住の漫才コンビ「母心(ははごころ)」が漫才を披露した。会に協賛している前橋市の釈迦尊(しゃかそん)寺が円楽さんの菩提(ぼだい)寺で、同寺住職の山崎奎一(けいいち)さん(70)が円楽さんを増田さんに紹介した。  南佐久郡南相木村から来たパート職員の中島芳美さん(47)は「落語が好きで来た。とても面白かった。早く建立が実現してほしい」と話した。  入会、寄付などの問い合わせは同会事務局(電話0267・88・7182)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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