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南アルプス「世界ジオパーク」へ 検討委初会合

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 長野、山梨、静岡3県にまたがる南アルプス地域の「世界ジオパーク」登録を目指す検討委員会の初会合が26日、伊那市で開かれた。学識経験者や観光、行政関係者ら14人に委員を委嘱。地質などを観察できる「ジオサイト」の選定やジオパークの範囲の設定など、登録申請に向けた具体策を検討していく。  世界ジオパークは、貴重な地形などが見られる自然公園として「世界ジオパークネットワーク」が認定する。3県10市町村でつくる「南ア世界自然遺産登録推進協議会」は、最終目標である南アの世界自然遺産登録の足掛かりとして世界ジオパーク登録を目指し、2008年に「ジオパーク推進部会」を設置。事務局の伊那市が部会内に検討委設置を提案し、5月の協議会総会で設置が決まった。  伊那、飯田市、下伊那郡大鹿村、諏訪郡富士見町にまたがる長野県側は現在、国内版の「南ア(中央構造線エリア)ジオパーク」に認定。今後、3県で地域を新たに設定し、国内版ジオパークとして登録し直した上で、世界ジオパークに申請する計画だ。  委員長の増沢武弘・静岡大学理学部特任教授(68)は「南アの自然をジオパークとして生かすには、新たな発想が必要。専門家の意見を聞き、関係機関とも連携しながら検討を進めたい」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)


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