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松代・真田邸の2階・台所棟初公開 修復終えた鐘楼も

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 長野市教育委員会は11月2~4日、同市松代町の国史跡「真田邸」と市指定文化財「旧松代藩鐘楼」を特別公開する。真田邸ではこれまで非公開だった建物2階、台所棟、奧女中の間を初公開。鐘楼は7月に保存修理工事を終えてから初めて鐘のある3階まで見学できる。同市教委文化財課は「真田邸全体を見て、建物の使われ方を想像してほしい」としている。  真田邸は1864(元治元)年、松代藩9代藩主真田幸教(ゆきのり)が造り、明治以降は真田家の私邸として使われた。初公開される2階は14畳の広さで、庭園や松代の街並みが一望できる。2階部分の強度が弱く大勢が入れなかったが、市教委が2004年度から本年度までの保存修理工事で補強し、特別公開が実現した。いろりがある台所棟と6畳の奧女中の間も見られる。工事費は約10億7500万円。  旧松代藩鐘楼は、初代藩主の真田信之が1624(寛永元)年に設置。火災で3回焼失し、現在の鐘楼は1801(享和元)年に再建された。高さ約12メートルで、11年7月から1年間、四隅の柱の補強などの保存修理工事をした。工事費は約5700万円。  真田邸2階は一度に10人ほどしか入れないため、各日午前9時から同邸表門で200人分の整理券を配布する。他の施設は整理券不要で午前9時~午後5時の公開。真田邸の入場料は大人200円、小中学生80円(文化の日の3日は無料)。鐘楼は無料。問い合わせは同課(電話026・224・7013)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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