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Channel: 信濃毎日新聞
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疾走 新型リニア 山梨実験線 環境や安全点検

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 延伸工事が終わった山梨県の山梨リニア実験線(42・8キロ)で29日、ほぼ2年ぶりに走行試験を再開したJR東海は同日午後、新型車両「L0(エルゼロ)系」の車内を報道陣に初めて公開した。  車内は緑色の座席が通路を挟んで左右2列ずつあり、新幹線の車両より狭め。荷物棚や窓もある。上部にはモニターが取り付けられ、走行速度や車両先端部から見える景色を表示する。  新型車両は発車のアナウンスと同時に動きだし、みるみる加速。最高速度500キロに達したとモニターに表示されると、盛んにカメラのシャッターが切られた。  JR東海は延伸工事に合わせ、乗降施設を従来の場所からやや東京寄りに新設。待合室とホームが一体となった構造で、東京―名古屋間の中間駅をイメージした。空港のボーディングブリッジ(搭乗橋)のような乗降装置には、車両などの超電導磁石が発する強い磁界から乗降客を守るため「磁気シールド(遮蔽(しゃへい)板)」も施されている。  実験線では今後、最大12両編成で騒音や磁界が適正値に収まっているかや長大トンネルの走り抜けなど、実用化に向けた最終点検をする。時期は未定だが、2007年4月で終了していた一般向けの試乗会も再開する見通しだ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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