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市田柿秋色の輝き 飯田下伊那で生産本格化

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 飯田下伊那地方にことしも「柿すだれ」の季節がやってきた。全国的に知名度の高い同地方特産の干し柿「市田柿」を作る工程の一つ。皮をむかれ、ひもにつるされた柿が、あちこちの農家で鮮やかなオレンジ色のすだれを形作っている。  下伊那郡高森町下市田の倉沢岩雄さん(84)の作業場では30日、皮むきなどの作業が進められた。昨年は春先の低温などで柿が不作となり、倉沢さんの畑の収量も例年の3割ほどだった。ことしの生育は順調で、倉沢さんも「出来がいい」とうれしそうだった。  みなみ信州農協(飯田市)柿課によると、ことしは着果量が多い上、夏場に雨が少なかったため、実が小ぶりになる心配があった。だが、摘果や今月の雨の効果で「ばらつきはあるが、全体として生育は順調」という。市田柿の出荷量は昨年度より280トンほど多い1320トンを見込んでおり、11月下旬ごろから全国に送り出される。(長野県、信濃毎日新聞社)


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