10月1日現在の県内の高齢化率(65歳以上人口の総人口に占める割合)は27・4%で昨年同期を0・7ポイント上回り、過去最高を更新したことが31日、県がまとめた年齢別人口推計で分かった。全77市町村で20%以上。高い順に下伊那郡天龍村の54・5%、同郡大鹿村の50・9%、下水内郡栄村が46・6%と続いた。上位3村は昨年同期と同じ。 40%台は昨年同期より1増えて6町村で、栄村のほか下伊那郡根羽村45・5%、同郡売木村45・3%、上水内郡小川村42・0%、東筑摩郡麻績村41・3%、下伊那郡阿南町40・2%。19市全体では26・6%だが、大町市(32・0%)と飯山市(31・6%)の2市が昨年同期に続き30%台だった。 低いのは上伊那郡南箕輪村の20・6%、北佐久郡御代田町の22・9%、東筑摩郡山形村と南佐久郡川上村の23・8%など。市で低いのは松本市の24・5%、塩尻市の24・7%、茅野市の25・5%、長野市の25・9%などだった。 県人口は213万3251人(年齢不詳を含む)で前年同期から1万1093人減り、1985(昭和60)年10月1日(213万6927人)とほぼ同水準となった。県情報統計課によると、2001年10月の222万208人をピークに減少している。 年齢別では0~14歳の年少人口が28万7647人(13・5%)で人口、割合とも過去最少。15~64歳の生産年齢人口は125万5944人(59・0%)だった一方、高齢者人口は58万3937人で最多だった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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