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フィリピンに救援の輪 御代田の医療支援団体、物資募る

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 フィリピンの貧困地区で、住民の歯の治療や虫歯予防などのボランティアをしている「フィリピン医療を支える会」(本部・北佐久郡御代田町)は、今月の台風30号で大きな被害を受けた現地に送る支援物資を募っている。フィリピンにいる支える会関係者から要請を受け、Tシャツなどの夏物衣類やタオル、せっけんなどの提供を求めている。  2003年に発足した支える会は、全国の歯科医や歯科衛生士、会社員ら約100人。会員らが毎年2月に主にマニラ近郊の貧困地区を訪ね、歯の治療などに当たってきた。活動費は個人、団体からのカンパで賄っている。台風上陸から2日後の10日、フィリピンで支える会の活動に協力している元銀行員アガピート・ポンセさん(72)から被災状況などが伝えられたという。  支える会は、来年2月の活動のために送ってあった歯ブラシ6万本、タオル3万枚、せっけん1万個、Tシャツ3千枚を、ポンセさんを通じて被害が大きかったレイテ島支援に回すことを決定。追加の物資集めも始めた。18日には段ボール2箱分の衣類を発送しており、今後も随時送る計画だ。  支える会会長で御代田町の歯科医林春二(しゅんじ)さん(69)は「その日の暮らしさえ大変だった人たちが、何もかも失ってしまった。ポンセさんからはとにかく物資が必要と聞いている」と話している。  支援物資は、本部のある林歯科診療所(〒389―0206 御代田町御代田2422―79、電話0267・32・3613)で受け付け、募金も呼び掛けている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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