長野市篠ノ井有旅(うたび)の市茶臼山動物園は22日、来年のえとの午(うま)にちなみ、飼育している木曽馬と年賀状用の写真を撮ることができるサービスを始めた。早速親子連れが訪れ、家族で写真に納まった。 えとにちなんだ動物との撮影会は8回目。今年は人懐こい性格という雌の木曽馬「サクラ」(10歳)がモデルに選ばれた。撮影場所には門松を置き、サクラの首にもしめ飾りを下げて正月の雰囲気を演出した。 来園者は家族でサクラを挟んで並び、飼育員にシャッターを押してもらっていた。南米原産の家畜アルパカと写真を撮る機会も設けた。 埴科郡坂城町出身の妻、11カ月の長男らと訪れた水戸市の会社員高氏(たかうじ)明敏さん(30)は「いい年賀状ができそう」。須田哲園長(59)は「木曽馬にあやかり、天高く駆けるいい年にしてほしい」と期待していた。 12月15日まで。希望者は平日は午後1時15~30分、土日祝日は午前11時~同20分と午後1時10~30分に申し込む。アルパカとの撮影は別に申し込む。問い合わせは茶臼山動物園(電話026・293・5167)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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