東御市本海野の旧北国街道海野宿で23日、公募に応じた市民ら55人が江戸時代中期の衣装で約500メートルを練り歩く「時代衣装行列」があった。 「海野宿ふれあい祭」の一環で、衣装は代官や役人、町娘などさまざま。沿道は家族連れでにぎわい、「忍者だ」「あれは水戸黄門かな」などと声が上がった。中野市牛出の芋川洋行さん(66)は毎年楽しみに写真撮影に訪れており、「街道の風景に衣装が溶け込んでいる。タイムスリップしたみたいですね」と話していた。 ふれあい祭は地元の自治会や市観光協会でつくる実行委員会が主催し、23回目。子どもたちの相撲大会、人力車に乗る体験もあった。街道沿いの商店や露店では鹿やイノシシの肉を使った料理、東御市産のワインや野菜などを販売した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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