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上田丸子地域のオート三輪消防車 東京ドームの大会で放水

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 上田市丸子地域自治センターに保管されている1955(昭和30)年製のオート三輪消防車が25日、東京ドーム(東京)で開かれた「消防団120年・自治体消防65周年記念大会」(日本消防協会と全国消防長会主催)に登場し、放水を披露した。同センターによると、同じ時代に製造された三輪消防車で今も走行、放水できるのは数少ないという。  三輪消防車は1人乗りで、長さ4メートル、幅、高さともに1・6メートルほど。所有していたカネボウ丸子工場(上田市中丸子)の閉鎖に伴い、99年に旧丸子町に寄贈された。同町が旧上田市と合併した後の2009年、市は丸子地域の製造業者や信州大繊維学部(上田市)に呼び掛け、三輪消防車の「復活プロジェクト」を創設。エンジンやポンプを修復し、色を塗り直した。  東京ドームには、他の車に積んで輸送した。ポンプなどの操作は上田市消防団の4人が担当。他の消防車と共に、空中に浮かべた風船に向けて放水した。ポンプを操作した同消防団丸子第三分団部長の井出浩史(ひろふみ)さん(38)は「全国の人に丸子の三輪消防車を知ってもらえてうれしい」と話した。  大会には全国の消防関係者約3万7千人が参加。ラッパ隊の演奏には、県内15市町村の消防団も参加した。(長野県、信濃毎日新聞社)


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