Quantcast
Channel: 信濃毎日新聞
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

うまい!信州産米 コメの国際コンクールで金賞8人

$
0
0

 宮城県で23、24日に開いた「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」の国際総合部門で、下高井郡木島平村の竹内昭芳さん(40)ら県内の8人が生産したコメが最高賞の金賞(17点)を受賞した。コンクールの一環で高校生対象の「全国農業高校お米甲子園」では臼田高校(佐久市)農業クラブが、「小学校部門」では木島平村木島平、飯山市木島両小学校の5年生がそれぞれ金賞を受けた。  コンクールは米・食味鑑定士協会(大阪市)の主催。国際総合部門には、全国から3954点のコメが集まった。  初めて金賞を受賞した竹内さんは25日、木島平村で金賞を受けたほかの2人や特別優秀賞受賞者と村役場に報告に訪れ、「まだまだ試行錯誤の連続。個人だけでなく、周囲の支えがあっての賞」と話した。金賞17点のうち、3点を木島平のコメが占めたことについて、竹内さんは「水や日当たり、土質などがコメ作りに向いているのではないか」と話していた。  木島平小では毎年、5年生が近くの水田15アールでコシヒカリを栽培しており、4年連続の金賞。代表の丸山永遠(とわ)君(11)、倉科美空(みく)さん(10)が村役場で受賞を報告し、丸山君は「台風などがあって賞が取れるか不安だった」とほっとした様子で話した。  一方、臼田高校農業クラブの金賞は最高金賞(1校)に次ぐ賞で、他の4校とともに受賞した。同クラブは、シダ類のオオアカウキクサ(アゾラ)を利用して栽培研究を続けている「アゾラ米」が評価された。  現在1~3年生80人が所属する同クラブは、2004年度に学校近くで県が絶滅危惧種に指定したアゾラを発見。水田に入れると増殖して水面を覆い、雑草を抑制したり、稲の肥料になったりすることを突き止めた。11年度にアゾラを使った稲作を本格化した。  会長の3年松本優弥君(17)は「1年の時からアゾラの活用に取り組んできたので、評価されてうれしい。地域の方に栽培方法を勧める活動にも力を入れたい」と話していた。お米甲子園には全国の74校が参加。1、2次審査を通過した20校のコメの試食で最終審査をした。  国際総合部門の他の金賞受賞者は次の通り(敬称略)。  小野沢春海(飯山市)鈴木和夫(同)斉藤蝶次郎(下高井郡山ノ内町)佐藤正市(同郡木島平村)佐藤公敏(同)斉藤寛紀(上水内郡信濃町)二本松政則(同)。(長野県、信濃毎日新聞社)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>