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甘酸っぱい香りに包まれ 天龍で「柚餅子」作り始まる

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 下伊那郡天龍村特産のユズを使った伝統の保存食「柚餅子(ゆべし)」を作る作業が27日、愛知県に接する坂部地区で始まった。この夏の猛暑の影響もあり、ユズの出来が心配されたが、実は大ぶりで、量も例年並みの700~800キロを確保できそうだ。甘酸っぱい香りのユズを蒸し上げる作業が来年1月末まで続く。  この日の作業には村柚餅子生産者組合(12人)の組合長、関京子さん(78)ら6人が参加。作業場に集まると、ユズの実の果肉をスプーンでくりぬき、クルミやゴマなどを練り込んだ特製のみそを詰めた後、専用の機器で蒸し上げた。4カ月ほどかけて乾燥させ、来年3月10日ごろから販売を始める。  村内での柚餅子の生産量は、担い手の高齢化などに伴い減少しているが、坂部では組合員たちが受け継いでいる。関さんは「毎年楽しみにしている人がいるのが励み。坂部の宝として守っていきたい」。組合員たちは例年並みの5千個を目標に作業を続ける。(長野県、信濃毎日新聞社)


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