手作りの「登竜門」で学生の志望校合格などを願う祈願祭が3日、長野市高田の川端天神社で2日間の日程で始まった。学問の神様菅原道真を祭っていることから、受験生を応援したい―と始めて今年で20年目。この日は受験生や住民ら66組が訪れた。 20年前に住民らが作った登竜門は高さ約2・5メートル。祈願祭の参拝者は絵馬に願い事を書き、「所願達成」などと筆書きされた門をくぐって社殿で宮司のおはらいを受けた。その後、絵馬を奉納して再び登竜門をくぐっていた。 近くに住む長野高校3年の金井くるみさん(17)は大学合格を祈願。「まずはセンター試験で目標点に到達したい。神様にお願いをしたので、あとは自分が頑張るだけ」と意気込んでいた。 氏子や地元川端区の役員らでつくる実行委の主催。4日は午前10時~午後3時に開く。祈願料2千円。学業成就のほか、家内安全や商売繁盛などを受け付ける。(長野県、信濃毎日新聞社)
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