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施設照らす70の温もり 軽井沢・浅間学園の利用者描いた絵灯籠

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 北佐久郡軽井沢町の指定障害者支援施設「浅間学園」は15日、利用者が絵を描いた灯籠70個を前庭に置き、ろうそくに火をともして楽しんだ。同町長倉の宝性(ほうしょう)寺の二年参りの際に飾った灯籠。参拝客に好評で、見に行けなかった利用者や職員にも楽しんでもらおうと寺から運んだ。  灯籠は円筒形で、直径約20センチ、高さ約25センチ。利用者約30人がそれぞれ魚や女性の人物画、ラーメンの絵などを障子紙に描いた。この日は窓が大きい多目的室前に灯籠を並べ、夕暮れを待って一つ一つ点灯。「きれい」と何度も歓声が上がり、部屋からずっと眺めている利用者もいた。  宝性寺の檀家(だんか)たちは、前回の二年参りまで手作りの無地の灯籠を飾っていた。浅間学園が利用者のアート活動に力を入れているため、絵を描いてもらおうと学園に打診したという。  浅間学園の支援スタッフ土屋明美さん(44)は「誰かが灯籠の絵を描いていると、普段描いたことがない人も加わり、アート活動の発掘にもなった」と話した。  檀家役員の武内邦夫さん(70)=軽井沢町中軽井沢=によると、今回の二年参りには約400人が訪れ、絵が描かれた灯籠は「明るい雰囲気でいい」などと好評だった。次回も飾りたいとしている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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