J2松本山雅FCは17日、静岡県御殿場市でキャンプインした。会場を変えて3次まである強化合宿の第1次で、長いシーズンを戦う上で土台となる体づくりと選手間のコミュニケーション向上を主眼に24日まで8日間の日程で行う。 練習生1人を含む32選手が参加。松本市からバスで現地入りした選手たちは、午後2時半から1時間程度の筋力トレーニングを行い、その後は天然芝のグラウンドに移動して1時間半の練習に臨んだ。ボールコントロールの要素を入れたショートダッシュやインターバル走など、初日から濃い内容となった。 「気候にも恵まれ芝の状態も良い」と反町監督。「この時期に倒れるぐらいやらなければ(J1昇格の)目標には到達できない。上のカテゴリーでやるためには何が必要か考えて練習する」と話し、昨季までと同様、1次キャンプは体力的に追い込む練習メニューが中心になる考えを示した。 「ピッチの内外でコミュニケーションを取る。充実した内容の濃い合宿にしたい」と新加入の田中。今季から完全移籍して松本山雅では初めてのキャンプに臨む岩上は「やるところとリラックスするところのメリハリをつければ楽しいキャンプになる」と笑顔で話していた。 松本山雅は28日から静岡市で11日間の2次キャンプ、2月8日からは鹿児島市で14日間の3次キャンプを予定。キャンプ期間は計33日間で、昨季の計23日間を大幅に上回る期間で集中強化し、3月2日の開幕に備える。(長野県、信濃毎日新聞社)
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