ソチ五輪スピード４選手の壮行会　下諏訪の日本電産サンキョー

　日本電産サンキョーは２１日、スピードスケートでソチ冬季五輪に出場する同社スケート部所属４選手の壮行会を諏訪郡下諏訪町の本社で開いた。選手たちはそれぞれ大会に向けた決意を述べ、集まった社員約３００人が大きな拍手で送り出した。 　会場の同社・諏訪湖ホールは立ち見を含む多くの社員で埋まり、壁には社員がメッセージを書き込んだ国旗が掲げられた。安川員仁社長は選手を前に「練習の成果を出し切り、メダルをここに持って来てほしい」と激励した。 　前回バンクーバー大会男子５００メートルで銀メダルの長島圭一郎選手（３１）は「最高の成績を残せるよう頑張る」。同種目銅メダルの加藤条治選手（２８）は「納得のいくスケーティングで金メダルを取り、皆さんと喜びを分かち合いたい」と力を込めた。 　松本市出身で五輪初出場の上條有司選手（２７）は「苦労して五輪出場の権利を得た。努力が報われるよう、全てを出し切りたい」と意気込み、同じく初出場の高木菜那選手（２１）も「たくさんの応援をパワーにして最高の滑りでメダルを狙いたい」と力強く語った。 　選手、監督ら指導陣一人一人に社員から花束が手渡され、同社スケート部後援会からは激励金も贈られた。最後は社員全員で「頑張ろう」と声を張り上げた。壮行会の様子は同社のテレビ会議システムを使って伊那、茅野両市、東京の３事業所に同時配信された。（長野県、信濃毎日新聞社）