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作業監督者ら書類送検へ しなの鉄道坂城駅の接触事故

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 埴科郡坂城町のしなの鉄道坂城駅構内で昨年9月に起きた普通列車と工事用車両の接触事故で、県警は21日までに、業務上過失往来危険の疑いで、しなの鉄道(上田市)から工事を請け負い工事用車両を操作していた業者の作業監督者ら数人を、近く地検上田支部に書類送検する方針を固めた。  県警やしなの鉄道によると、事故は昨年9月3日午前0時4分、坂城駅ホームから約60メートル上田方面寄りにある本線と引き込み線の合流地点付近で発生。直前に同駅を発車した最終の上り普通列車が、引き込み線上の本線ぎりぎりに停車していた工事用車両に接触した。けが人はなかった。工事用車両は、屋代―篠ノ井間の線路下の敷石を突き固めるため、最終の上り普通列車通過後に本線に入る予定だった。  県警は、工事用車両を操作していた植木組(新潟県柏崎市)の作業監督者と、北陸施設工業(同県長岡市)の作業員、しなの鉄道の普通列車の運転士らから任意で事情を聴くなど捜査。工事用車両、普通列車双方に業務上過失往来危険の疑いがあるとみて調べていた。  しなの鉄道が昨年12月にまとめた事故の最終報告によると、車両移動前に監督者がしなの鉄道の指令室に作業開始の連絡をしていなかった上、監督者の腕時計が3分進んでいたため、監督者が列車は通過したと思い込み、午前0時3分に作業員に指示して工事用車両を動かしたとされる。(長野県、信濃毎日新聞社)


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