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御神渡り出現「黄信号」 諏訪湖で進む解氷

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 この冬、一時は全面結氷した諏訪湖は27日、土日にかけての雨や日中の気温上昇の影響で、全体の半分近くまで氷が解けた。長野地方気象台によると、28日から1週間は平年並みかやや暖かい見通し。気温10度近くまで上がる日もあるといい、凍った湖面が割れてせり上がる「御神(おみ)渡り」の3季連続の出現は望み薄になっている。  御神渡りを認定、記録してきた八剣神社(諏訪市小和田)の宮坂清宮司(63)と氏子総代らは10日から毎朝、湖の状態を観察。16日の全面結氷後は、凍った湖面の上に乗るなどして氷の厚さを確かめてきたが、26日には氷が緩んで危ないとして、湖面に乗ることも取りやめた。  27日早朝は氷点下8・4度まで冷え込んだが、宮坂宮司らは、諏訪市豊田の舟渡橋から双眼鏡で湖面が波立つ様子を確認した。  宮司によると、全面結氷には氷点下10度以下の日が少なくとも3日程度続く必要があるが、今季は氷点下10・0度だったのは11日と16日のみ。「これからよほどの冷え込みが来なければ、全面結氷は厳しいだろう」と話した。  八剣神社は今季の様子を祭神に告げる「注進奉告式」を2月23日に開く。同日までは同市渋崎地区の氏子総代らが毎朝、湖の観察を続ける。(長野県、信濃毎日新聞社)


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