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八十二銀行、地銀8行と連携 県境越えた事業を支援へ

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 八十二銀行(長野市)は28日、全国の地方銀行8行とともに、相互連携に向けた「地域再生・活性化ネットワークに関する協定書」を結んだと発表した。営業基盤が異なる各行がそれぞれ蓄積した情報やネットワークを相互活用し、顧客企業の県境を越えた事業展開などを支援。全国規模で多数の銀行が手を組むのは珍しく、大手銀行に対抗しながら、地域経済の再生や活性化を目指す。  協定を結んだのは同行のほか、北海道銀行(札幌市)、七十七(しちじゅうしち)銀行(仙台市)、千葉銀行(千葉市)、静岡銀行(静岡市)、京都銀行(京都市)、広島銀行(広島市)、伊予銀行(松山市)、福岡銀行(福岡市)。  各行は顧客企業の成長支援や事業再生などを通じ、地域経済の活性化に主導的な役割を担っている有力地方銀行。日本全域をカバーする枠組みで広域連携し、単独行では捉えきれない顧客ニーズに対応していく。  今回の枠組みを活用し、県境を越えた事業を展開、検討する顧客企業に対し、蓄積した情報を各行間で交換しながら、販路の開拓や部品の仕入れなどで新たな取引先を紹介。資金面では協調融資の実施などを検討し、M&A(企業の合併・買収)や事業承継の相手先の情報提供といった連携も進める。  こうした業務に関わるノウハウを共有するため、各行間の情報交換会や共同研修などを開き、専門的な人材の育成や交流も目指す。  八十二銀行は「大きな枠組みをつくって各行間で情報を共有し、スピード感を持って質の高い顧客サービスを提供したい」(企画部)としている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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