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アメリカコハクチョウの交雑種 上田の千曲川に飛来

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 上田市岩下の県上田養護学校近くの千曲川に数日前から、アメリカコハクチョウとコハクチョウの交雑種1羽が飛来している。20羽前後のコハクチョウの群れに交じって一緒に羽を休めている。日本野鳥の会長野支部前支部長の小柳守男さん(76)=上田市上田=は「アメリカコハクチョウの系統が上田市で確認できたのは、少なくともここ40年ほどで初めてではないか」と話し、愛好者が見守っている。  日本白鳥の会(事務局・北海道)の副会長会田仁(まさし)さん(64)=安曇野市穂高有明=によると、アメリカコハクチョウはアラスカやカナダ北部で繁殖。純血種はシベリアで繁殖するコハクチョウよりも体がやや大きい。くちばしは黒く、目の近くの黄色い部分はマッチ棒の先から大豆くらいの大きさになる。今回飛来した1羽は体がコハクチョウとあまり変わらず、黄色い部分が純血種よりは大きく、コハクチョウよりは小さいため、交雑種と判断できるという。  会田さんは「純血種や交雑種は県内に毎年数羽は飛来していると思われるが、確認できる機会はなかなかない」と話す。  30日も交雑種はほかのコハクチョウと一緒に千曲川の真ん中辺りにいた。散歩で訪れた近くの男性(59)は「休日にコハクチョウを見に来ているが、違う種類には気付かなかった」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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