県教委は3日、2014年度の県内公立高校の前期選抜(自己推薦型入試)の出願を締め切った。出願者は7156人で、後期選抜などと合わせた全志願予定者に占める割合は34・5%と、前年度より0・5ポイント低下。全日制の志願倍率は前年度の1・60倍から1・54倍に下がり、過去最低となった。 全日制の倍率は、南安曇農業グリーンサイエンス科が2・90倍と最高で、10年度以来4年ぶりに前期選抜を行う田川普通科が2・78倍、下伊那農業アグリサービス科が2・60倍で続いた。飯山と飯山北が統合して開校する飯山は普通科が2・20倍と10番目の高さとなった。 全日制の学科別の平均志願倍率は、普通科1・51倍(前年度1・52倍)、農業科1・83倍(同1・88倍)、工業科1・47倍(同1・69倍)、商業科1・55倍(同1・63倍)、家庭科1・89倍(同1・81倍)、理数科1・31倍(同1・34倍)、英語科1・69倍(同1・39倍)、スポーツ科学科1・25倍(同0・78倍)、音楽科0・86倍(同0・94倍)、総合学科1・48倍(同1・59倍)だった。 定時制は0・62倍(同0・65倍)、多部制・単位制は1・60倍(同1・38倍)だった。 前期選抜の試験日は6日(一部は7日)で、合格発表は14日。 県情報公開・私学課は3日正午現在の私立高校(全日制)の自己推薦や校長推薦などの志願状況を発表。15校の定員計3765人に対し、志願者は4327人と、前年同期より45人増えた。 長野高専は同日、14年度入試の出願を締め切った。推薦選抜内定者を除いた募集人員に対する5学科の平均志願倍率は2・08倍(前年度2・39倍)。学力検査は16日、合格発表は21日に行う。(長野県、信濃毎日新聞社)
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