県健康福祉部は19日、10~16日の県内の1医療機関当たりのインフルエンザ患者数は31・51人で、警報発令基準の30人を3週連続で上回ったと発表した。今年のピークだった1月27日~2月2日の44・66人よりは減少したものの、引き続き高い水準のため注意を呼び掛けている。 11保健所(長野市保健所含む)の管轄地域別では、須坂市や千曲市などを担当する県長野保健所管内が48・50人で最も多く、中野市や飯山市を所管する北信が47・80人、上田が47・50人で続いた。長野市も36・75人で警報発令基準を上回った。残りの7地域では警報基準を下回った。 健康福祉部によると、2009年に流行したH1N1型の感染者が例年より多いほか、A型、B型のウイルスも確認されている。同部は、一つの型にかかった後に別な型に感染する場合があることも踏まえ、「せきをほかの人に向かってしないようにしたり、手洗いを徹底したりしてほしい」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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