駒ケ根工業高校(駒ケ根市)で24日、電気科2年生が作った車型ロボットの速さを競う大会があった。36人が2年間かけて製作した“愛車”をコース上に走らせ、熱戦を展開=写真。教育旅行で同校を訪れた台湾の専門学校生34人も観戦し、声援を送った。 「ライントレース」と呼ぶ競技で、全長約12メートルの白線を車体のセンサーで読み取って自走する。曲線や鋭角の難所では、立ち往生するロボットが続出。台北市木柵高級工業職業学校の1、2年生は写真を撮ったり、完走者に拍手を送ったりした。 大会は、コンピューターを使った制御技術を習得し、ものづくりに親しむ狙いで10回目。台湾で機械操作や設計などを学んでいる同校2年の呂彦寛君(17)は「生徒が設計したのに精度が高くて驚いた」。37秒台で完走し、3位になった松原大地君(17)は「コースアウトしないよう慎重に作った。緊張したが、台湾の人に駒ケ根工業高校をアピールできた」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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