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太陽光で蓄電の非常用電源 アルプス計器と県工技センターが試作機

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 充電器製造などのアルプス計器(長野市)と県工業技術総合センター環境・情報技術部門(松本市)は24日、太陽光発電パネルで発電した電力を蓄えられる非常用電源装置の試作機を共同で開発したと発表した。日中に発電した電力を夜間帯にも使えるため、災害時に避難所となる公共施設などの需要を見込む。  アルプス計器によると、パネルからの電力は、すぐに施設内で使われたり、電力会社に売られるのが一般的。このため、夜間に停電などが起きた場合にも使えるように、と電源装置を考えた。  パネルからの電力を供給するコードを試作機の装置に接続して使用する。出力1・6キロワットのパネルを設置している場合で、最大6キロワット時の電力が蓄えられ、家庭用の一般照明なら2基を30時間使うことができる。装置側面に備え付けたコンセントに家電製品などをつないで使う。  太陽光発電パネルを使って蓄電する非常用電源装置の場合、パネルの発電量は天候などによって左右されるため、装置内のバッテリーに蓄電する際の制御が難しかったという。だが、アルプス計器は「エネルギーを効率よく蓄電できるよう改良した」(開発・設計チーム)としており、2年以内の製品化を目指している。  県工業技術総合センター環境・情報技術部門には、種類の異なる複数の太陽光発電パネルが設置されており、試作機の性能試験などで協力した。(長野県、信濃毎日新聞社)


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