千曲署は27日、千曲市内の60代女性が太陽光発電関連会社の社員を名乗る男らに3千万円をだまし取られた、と発表した。詐欺の疑いで調べている。 同署によると、女性宅に昨年12月中旬、太陽光発電関連のA社からパンフレットと社債購入申込書が届いた。数日後、株の仲介をするというB社社員を名乗る男から電話があり、県外の医師が社債購入を希望しているが、県内の人しか購入できないので名前を貸してほしいと頼まれた。医師を名乗る男が電話を代わり、3千万円分買えると言われたため、女性は社債購入を申し込んだ。 同月下旬に、A社社員を名乗る男から「3千万円が病院名で振り込まれたが、個人名義で受け付けているので600万円支払って」と言われ、都内の住所にゆうパックで現金600万円を送った。その後、同じ男から「(医師との)共同出資は違反」と残金の支払いを求められ、千曲市内の店舗駐車場でA社の関連会社社員を名乗る男に現金2400万円を手渡した。 その際、女性は社債券を受け取ったが、2月末になっても配当金が支払われずに被害に気付き、27日に千曲署に被害届を出した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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