県内スキー場の食堂メニューの「チャンピオン」を決める初の「ゲレ食バトル」(県索道事業者協議会主催)の発表会が28日、下高井郡野沢温泉村の野沢温泉スキー場であった。ゲレ食はゲレンデの食事を指す。33スキー場の計73品を対象に客が投票し、同スキー場の「野沢菜ビーフステーキライス」がチャンピオンメニューに選ばれた。 野沢温泉スキー場の「レストハウスやまびこ」が提供する野沢菜ビーフステーキライスは、炒めた野沢菜を交ぜたご飯にステーキを乗せた料理で1300円。賞状とチャンピオンであることを示すのぼり旗を受け取った同スキー場運営会社の河野博明社長(62)は「お客さんに選んでもらえたことが一番の喜び。県内のスキー場が切磋琢磨(せっさたくま)し、ゲレンデや宿の質も上げてみんなで世界レベルになりたい」と話した。 ゲレ食バトルは昨年12月21日~2月18日に実施。延べ約7500人の客が味やボリューム、独自性などの5項目で評価し、100点満点で採点した。協議会会長の駒谷嘉宏さん(73)は「スキー場周辺のレストランにも声を掛け、来季以降はもっと規模を広げたい」と話していた。 ほかの上位メニューは次の通り。 ▽2位 特製味噌(みそ)チゲ(開田高原マイアスキー場=木曽郡木曽町)▽3位 照り焼きチキンピザ(Hakuba47=北安曇郡白馬村)▽4位 高千穂牛のステーキ丼(戸隠スキー場=長野市)▽5位 煮込みハンバーグ定食(やぶはら高原スキー場=木曽郡木祖村)(長野県、信濃毎日新聞社)
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