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お薦め店案内・魅力紹介「そばタクシー」 松本で初の研修会

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 利用客にそばの魅力を伝えたり、そば店を案内したりする「信州そばタクシー」の運行に向け、県タクシー協会(長野市)は4日、そば好きの客に詳しい情報を伝えることができる運転手を養成する研修会を松本市で初めて開いた。2日間の日程で初日は県内各地から運転手約40人が集まり、信州そばの歴史や特徴などを学んだ。  同協会などでつくる県観光ガイドタクシー協議会が認定した運転手が対象。研修を受けた運転手は、観光地を巡りながら、そば店などによる「信州そば切りの会」が認定する信州産そば粉による手打ちにこだわった32店や、自身のお薦め店を案内する。車内では信州そばの魅力を語っておもてなしをする。また、1台で500円分の食事補助券1枚を客に配る。店には到着予定時刻を伝えるなど取り計らうという。  北陸新幹線(長野経由)金沢延伸を見据え、観光ガイドタクシーのサービスを充実させようと旅行会社と共同で企画した。香川県で名物のうどん店をタクシーが案内する取り組みから着想した。  研修には2日間で計64人が参加予定。4日は、そば切りの会事務局長の山崎良弘さん(59)が、信州そばのイメージとして「県内産そば粉」「手打ち」を挙げる旅行者が多いなどと説明した。また、史料から江戸時代初期には既に信州の名物として江戸を中心に知られていたとし、県内藩主の国替えに随行したそば職人が、新たな土地で広めたなどとした。日穀製粉(長野市)の山崎利喜男さん(58)は、国内のソバ生産状況、ソバに含まれる栄養素などについて解説した。  そばタクシーは4月1日から運行を始める。研修は今後も年1回開き、そばタクシーの運転手を増やしていきたいという。県タクシー協会の経営委員長、駒津健一さん(62)は「そば好きの客には、うんちくを傾けられるドライバーが必要。車内での会話にぜひ活用してほしい」と呼び掛けていた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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